社交不安障害(社会恐怖)③ 声や手がふるえる

社交不安障害、社会不安障害、SAD

内気であったり、控え目であることは、よくある性格の特徴で、
もちろん病気とはいえません。

人から注目を集める場面において、誰しも不安を感じることがあります。
それをあがり症と呼んだり、特にあがりやすい人をシャイと呼んだりします。

通常は、そういった場面に慣れるうちにあがりにくくなるものであり、
身体的な症状はあまり発現しません。

これに対して社交不安障害は、対人場面で過剰な不安や緊張が誘発されるあまり、
動悸・震え・吐き気・赤面・発汗などの身体症状が強く発現します。

そういった場面にはなかなか慣れないため、
対人関係がうまく築けず集団の中で孤立してしまったり、
たとえしなければならないことであっても、対人場面を次第に避けるようになり、
日常生活に多大な影響を及ぼす点が異なります。

重症化すると学校や仕事に行くことができなくなり、外出自体を避け、
自宅に引きこもるようになります。
社会的・職業的な機能が著しく障害されていきます。

天王寺しみずクリニック メンタル・心療内科・精神科

大阪市阿倍野区 心療内科・メンタルクリニック

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